はじめに

普遍の人気を誇る「京都の収益不動産」を扱う京都不動産アドバイザリー。
収益物件のコンサルティング仲介を専門とする株式会社Testuの不動産サービスは、お客様の幸せな未来づくりから、まちの活性化やにぎわいづくりに貢献することに価値を置いている。代表の石田一夫が自社ビルその名もアイビルディングで叶えた「オーナーとテナントとの幸せな関係」。ビルの顔と言える路面店に入居している北大路焙煎室 糊田氏を迎え、それぞれの立場から不動産がつなぐ縁について語りました。

プロフィール

京都不動産アドバイザリー
株式会社Tetsu代表 石田一夫
兵庫県出身。不動産の「かかりつけ医」として地域密着、収益と夢の実現をサポートする頼れる不動産のプロフェッショナル。人の想いに寄り添う人柄が人気。2022年春北大路に自社ビル アイビルディングを建設。魅力的なテナント誘致、地域交流サロン「アイガットサロン」を備えた交流拠点としても期待されている。
▷アイガットサロンHP

北大路焙煎室
糊田悠(のりた ゆう)
大阪出身。豆の個性に寄り添って焙煎したコーヒーを提供するロースタリーラボ『北大路焙煎室』のマネージャー。バリスタ、ロースターとしての3役も担い、お客様にとって心地よい上質な空間作りを心がけ、日々真っ直ぐにコーヒーと向き合っている。物件を探している時に石田と出会い即決、2022年9月アイビルディング1階にショップオープン。
▷北大路焙煎室HP

アイビルディングについて

石田:京都不動産アドバイザリーは、収益不動産のコンサルティング仲介を主力としており、アパートメントや学生マンションの売買仲介、土地探しからの新築プロジェクトを手がけています。

京都・北大路という立地に自社ビルを建てるにあたり、ビルの利用法としての定石は、1階にテナントを配置しその上にレジデンス系のワンルームマンションを建設すること。これならリスクが低く、投資効率もベストです。
しかし、建設予定地は地下鉄北大路駅からわずか2分の距離に位置し、商店街の中にあるという特筆すべきロケーションを持っていました。
そこで、この場所で商店街を活性化し、自身のビジョンである「人と人をつなぐ」ことを実現する機会を持ちたいと考え、あえてマンションという選択は取りませんでした。

お世話になったデザイナーからの提案で、このアイビルディングを『コンセプチュアルビル』とし、私自身の生き方や事業のコンセプトを考え、その理想に沿うテナントを集めようと決め、まずはじめに1階はビルの「顔」となる場所なので、この北大路にぴったりの格好いいテナント、街の象徴になり、街を盛り上げることのできるテナントを探すことになりました。
そして、ある友人からの紹介でスペシャリティーコーヒーの専門店「北大路焙煎室」さんに、1階のテナントとして入っていただくことになりました。

この場所を選んだ理由

糊田:北大路焙煎室を開業するにあたり、アイビルディングを選んで良かったなと思うことは「ほぼ全て」になってしまいます。しかしあえて挙げるとすれば、本当に人の温かさがある街である、ということと少し歩くとホタルが飛ぶような美しい自然環境がある、ということ。そして、何よりも石田さんの人柄が決定的でした。
こんな素晴らしい方と出会えたことは、私たちにとってこの場所を選んで本当に良かったと思う大きな理由ですね。

人が出会う場所にしたい

石田:アイビルディングは1階と4階に飲食店を入れ、2階は私たちのオフィスとして活用しています。そして、3階については、特に人々が集まる場所にしたいと考えました。
最初に音楽スタジオを検討しましたが、私自身がクラシックやジャズをはじめとする様々な音楽を聴いてきた経験を活かし、知識や情熱をこの場所で共有したいと思い、イベントサロン【アイガットサロン】にすることを決定しました。
現在、3階ではクラシックコンサート、各種イベント、セミナー、太極拳のクラスなどが開催されています。

アイビルディングと名付けましたが、アイは石田の I(アイ)で、愛情の「アイ」、そして出会いの「アイ」なんですよね。このビルは、私自身だけでなく多くの人に出会いを提供し、出会いの場所になってる。まさに「アイ」ビルディングかなと、私は思ってます。

1番大切なこと

糊田:私たちが最も大切にしているのは、人と人とのつながりを大切にすることです。この価値観が一致することは非常に重要でした。

そのつながりの中で石田さんは私にとって、兄のような存在であるときもあるし、父親のような存在であるときもあるし、経営者の先輩として、人生の先輩として的確なアドバイスをくれるようなこともあり、という、素晴らしい関係を築かせていただいてます。

実は、このビルがまだ建つ前から、私たちはここに北大路焙煎室を開くと決めていました。
ビルの設計段階から、石田さんは私たちのビジョンを実現するために尽力し、この場所を形作ってくれました。
この京都・北大路で素晴らしいお店を作ることができたことは、本当に感謝しています。石田さんが私たちの夢に寄り添ってくれたということは、すごく大きいなきっかけではありましたね。

テナントを文化の発信地に

石田:テナントは1階に北大路焙煎室が入居しており、徐々に知名度が高まっています。スペシャリティーコーヒーの専門店として、コーヒー文化の普及に貢献されています。
3階は音楽サロンとして活用され、音楽文化の拡大に寄与しています。
4階にはジャズライブや多彩な料理を提供するレストランバーがあり、食文化に関しても大変重要な存在となっています。

アイビルディングをこれからも継続して発展させることはもちろん、通りに面したこの場所に同様のビルを建設したり、建て替えしたりすることができれば素晴らしいですね。
北大路通りに新たな集まりの場を生み出すことで、テナントさんが増え、質の高い人々が集まる場所を提供できると思います。中途半端なものではなく、上質なビルを建設することが、良いテナントを引き寄せる秘訣の一つだと考えています。

これから物件を探す人へ

糊田:物件を探している方へのアドバイスとして、妥協しないことが非常に重要です。

私たちも探してる中で、やはり「日本において特別な土地である京都。」という点にこだわりがあったので、逆に「京都であればどこでも(良いのでは。)」と考えた時期もあったんですけれども、そこで妥協をしなかったことで最終的に成功につながったと思います。

自分たちが思い描いた場所を探し続け、妥協しないことが大切です。そうすると、必ず出会いはあるので、それを妥協せずに自分たちが思い描いたものを、100%表現できる場所を探し続けることが大切かなと思います。

TOP
Translate »